Founder’s Story
代行購入のすべての苦労と喜びを経験して
スーツケース一つから始まった
2011年、香港でひとり代行購入「Global EZshop」を始めました。娘はまだ生後5か月。航空券を節約するため常に早朝発のLCCに乗り、夜明け前に関西空港に着き、スーツケースをホテルのフロントに預けてそのまま心斎橋や梅田の百貨店へ向かいました。スーツケースが事務所、大阪の街が戦場でした。

目利きだけは、ごまかせない
最もつらかったのはイッセイミヤケ BaoBao の行列です。朝7時半から9時まで並び、脚の感覚がなくなる頃、「場所取り」の椅子ひとつから突然3〜4人の割り込みが現れ、店員の「白は完売です」が判決のように響く。学んだのは一つ——割り込む人は、見る目のある人には勝てない。だから自分の判断に賭け始めました。多くの人がまだ読めない、でも伸びると感じた型を大胆に仕入れたのです。
仕入れた後は静かな路地に入り、自分でバッグやコートを身につけて鏡越しに自撮りし、正直な着こなしの感想をFacebookページに投稿しました。自分が着たものは、5分以内にコメント欄に「+1」が並びます。お客様はバッグを買っているのではなく、「Snowbebeが選んだ目」を買っていたのです。

一人からチームへ、そして卸売りへ
月に数千件の注文になった頃、「頑固だ」と言われた二つの決断をしました。自分のWooCommerceサイトを構築すること、そして対面手渡しを一切しないこと。判断はデータに任せ、時間はサービスに使いたかった。数年後コロナ禍で、WhatsAppで一件ずつ受けていた同業はほぼ止まりましたが、私の仕組みは何年も前から回っていました。
ひとりの体力には限界があります。京都と東京に二人の中核バイヤーを見つけました——嘘をつかず、「この色はサイトより濃い」と自分から知らせてくれるほど細やかな留学生、そして礼儀を知りお金にきっちりしている東京の地元の人。バイヤーは経歴では選びません。人柄だけです。二人のおかげで、初めて香港の自宅で「入手した」写真を待てるようになりました。
一部のお客様の購入量は、もはや個人消費ではなく仕入れでした。半年ほどかけて卸売りの顧客基盤を築きました。多くは中国の地方都市で小さな店を持つ人たちです。彼女たちは最安値を求めず、三つのことだけを尋ねました——本物か、安定して供給できるか、問題が起きたとき誰かが対応するか。その三つの答えこそ、12年かけて築いた競争力でした。

12年、たった一つの信条:信頼
12年間、私の心得は一言——信頼。欠品や遅延は必ず先に伝え、すぐ返金を手配します。ある時、荷物が日本の税関で3週間近く止まりました。グループ連絡ではなく、影響を受けたお客様一人ひとりに電話しました。荷物は無事届き、その3週間の能動的な連絡で、かえってリピート率が上がりました。危機が信頼の増幅装置になったのです。

「代行購入で最も難しいのは、仕入れでも気難しいお客様でもなく、システムもチームも保証もない段階で、毎回自分の目にお金を賭けることでした。」
2023年にGlobal EZshopを終了後、Equal Voice Lab Limitedを設立し、Michi(道)を立ち上げました。その12年を一冊の本に書き、最も価値ある資産——日本の現地バイヤーの人脈——を開放しました。Michiは代行購入を置き換えるためではなく、信頼に値するバイヤーが見つけてもらえるようにするためにあります。
Agnes · Equal Voice Lab Limited 創業者
元 Global EZshop 創業者 · 日本代行購入 2011年〜
私はAgnes。お客様がずっと知っていた「Snowbebe」はペンネームです。
著書『視界之外』— 7x24の日本代行購入からAIナビゲートの創業へ。ご購入は equalvoicelab.com/publications












